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〒347-0006 埼玉県加須市上三俣1132

つのだ小児科医院,小児科・アレルギー科,埼玉県,加須市

感染症

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感染症情報

【百日咳】

最初はくしゃみや咳など、風邪に似た症状で始まり、その後、百日咳特有の咳をするようになります。
完全に咳が出なくなるまで2~3ヶ月かかることもあることから、「百日咳」と呼ばれます。
咳が出始めると、激しく咳き込む。最後にヒューッという笛のような音を立てながら、大きく息を吸い込む(レプリーゼ)。咳が出ている間は息ができないように見えます。
また、咳き込んだあと、嘔吐することもあります。夜間に激しくなるのも特徴。
一回の咳発作は2~3分ですが、このような発作が一日に数十回起きます。
特有の咳が2~3週間続いた後は徐々に回復していくが、完治まで2~3ヶ月かかります。
特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんの場合、無呼吸発作(一時的に息ができなくなる)を起こすことがあるので、早めに受診して下さい。

【麻疹(はしか)】

原因:麻疹ウイルス
潜伏期:10~12日間(麻疹との接触がはっきりしていれば、それから10日後に症状が出ると言うことです。)
症状:発熱、咳嗽、眼脂、鼻汁が3~4日間続いた後(カタル期)に、口の中にコプリック斑というはしか特有の発疹が出ます。
その翌日よりもう1℃ぐらい高熱となり、発疹が出現します(発疹期)。
その発疹は全身に広がり正常の皮膚の部分のほうが少ないぐらいになります。そして赤かった発疹が暗紫色となり、熱が下がります(回復期)。約一週間発熱が続き、子供にとってとても重たい病気です。
カタル期にはしかと診断することは困難で、最初はかぜと診断されていることが多いです。
肺炎中耳炎などを合併することも多く、はしかにかかった人の2000~3000人に1人の割合で脳炎になります。また、特に合併症がなくても食事がとれずに入院になることも多い病気です。
治療:熱やかぜ症状に対するものが中心です。水分を十分与えることが重要です。
予防:ワクチンが有効です。

【ノロウイルス感染症】

(Norovirus infection)
ノロウイルスは冬季に流行するウイルス性胃腸炎の主要な病原体です。小児から老人まで幅広く感染し、冬季にカキなどを介した集団食中毒を起こすほか、密接な接触によるヒト・ヒト感染が、家庭内や学校、福祉・養護施設などで多発します。

嘔気、嘔吐、下痢が主症状ですが、胃の痛みなどの腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋肉痛、咽頭痛などを伴うことがあります。健康な方では通常2~3日以内に改善しますが、高齢者や免疫力の低下した小児では稀に死亡することもあります。

感染様式

カキなどの魚介類を介した食中毒として流行する場合と、感染者の吐物や便を介した糞便経口感染や飛沫感染によるヒト・ヒト感染があります。

【食中毒】

幼稚園・保育所、病院・福祉・養護施設や客船の中などヒト・ヒトの密接な接触が起こる場所で、トイレ後や食事前の手洗いが不十分であったり、また患者を看護したり吐物や便を取り扱ったりした際に感染します。
ごく少量のウイルス粒子が口から摂取されただけで感染することが知られおり、感染力は大変強いと考えられます。感染は北半球全域では12月から3月に流行します。

潜伏期間:

ウイルスが体内に入ると1~2日以内に発病します。また注意すべきことは症状消失後も患者糞便中には3~7日間はウイルスが排出されるといわれている点です。

治療方法:

小さいお子さんは脱水になりやすいので早めに受診してください、水分補給を十分に行うことが重要です。経口摂取が出来ない場合や、脱水になりやすい小児や高齢者では点滴による補液を実施することが必要な場合もあります。

予防・消毒方法:

カキなどの貝類の生食を避けるとともに、手洗いやうがいなどの衛生習慣を徹底することで予防できます。狭い空間で多数の人々が長期間密接な接触をする客船内や、病院・介護施設などでは集団感染の危険が高いといえます。こうした場所では手洗いやうがいに心がけましょう。
またノロウイルスは60℃程度の熱には安定で、消毒用アルコール、胃液や低レベルの塩素でも不活化されにくいため、患者の吐物や糞便の付着した物質の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス)による消毒が必要で、食品などを加熱する際は85℃以上で少なくとも1分間加熱することが必要です。

【インフルエンザ】

インフルエンザは、流行して乳児や高齢者の死亡率を高めることもある恐ろしい病気です。
インフルエンザの初期に有効な治療薬(ノイラミニダーゼ阻害薬)があります。この治療薬の早期投与で発熱期間が2日から2.5日短縮できます。
従ってインフルエンザ流行時の風邪症状の際には、早めに受診することが大切です。
迅速診断キット(15分程で)で容易にA型B型のインフルエンザを診断できます。
ワクチンされる方は急いで下さい。ワクチンを接種しておけば、かかっても軽く済むことが期待できます。
合併症としては気管支炎、肺炎、中耳炎などがあり、せきの悪化や発熱が継続する時は、これら合併症を注意しなければなりません。
数は少ないのですが痙攣(けいれん)や意識障害が見られる脳症も注意が必要です。
発症後1日目でうわ言を言ったり、痙攣を起こしたときはすぐに病院に行って下さい。

【風疹】

原因:風疹ウイルス
潜伏期:14~21日間
症状:発疹、発熱(小児ではあまり高くならない)、後頚部リンパ節腫脹が出現し、3日間でなおります。
風疹にかかった人の3000人に1人の割合で血小板減少性紫斑病が、6000人に1人の割合で脳炎がみられます。
また、妊婦が妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる子供に眼、耳、心臓に障害をきたすことがあります。このようにして障害を持った子供を先天性風疹症候群といいます。
治療:小児では、無治療で治癒することがほとんどです。
予防:ワクチンが有効です。

【みずぼうそう】

原因:水痘・帯状疱疹ウイルス
潜伏期:14~21日
症状:発熱、発疹(水疱疹)が、主症状です。発熱、発疹の程度は個人によってかなり差があります。
また、このウイルスは病気がなおった後に、神経に潜伏します。そして、免疫力が低下したときに、帯状疱疹として再び症状を出します。
治療:現在、水痘に有効な飲み薬があります。どの子がひどくなるのか予測できないので、本院では水痘と診断した子どもにすべて処方しています。特に、アトピー性皮膚炎の子は、ひどくなる可能性が高いので飲み薬を飲んだほうが良いでしょう。
お風呂はどうするの?
熱がなく、食欲もあれば、入ってもかまいません。体の汚れは落としたほうが良いですが、水疱部分をゴシゴシ洗わないようにしましょう。
予防:ワクチンが有効です。
まだ水痘にかかっていない子が、水痘の子どもと接触した場合、72時間以内にワクチンを接種すれば、発病しないか、発病しても軽症化できます。

【おたふくかぜ】

原因:おたふくかぜウイルス
潜伏期:14~21日
症状:発熱と両側または一側の耳下腺腫脹で、顎下腺、舌下腺の腫脹を伴うこともあります。一週間ぐらいで腫脹は消失します。2~3日で腫脹が消失した場合は、おたふくかぜか判断できません。診断するには、2週間後に抗体を測定することが必要です。
治療:痛みに対するものが中心です。抗生剤を処方することがありますが、薬を飲み始めてすぐに腫脹が消失する場合はおたふくかぜではない可能性が高いです。
合併症:おたふくかぜは髄膜炎を合併しやすい病気です。嘔吐があるようなら早めに再診しましょう。
予防:ワクチンが有効です。
お風呂はどうするの?
熱がなく、食欲もあれば、入ってもかまいません。
おとふくかぜをしていないお父さん、お母さんへ
不顕性感染(症状が出ない感染)だった可能性もあります。まず、抗体をチェックされたらどうでしょうか。そして、抗体がなければ、ワクチン接種をおすすめします。