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感染症情報
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【インフルエンザ】
インフルエンザは、流行して乳児や高齢者が亡くなられる方の割合を高めることもある病気です。
インフルエンザの初期に有効な治療薬(内服薬、吸入、点滴など)があります。
従ってインフルエンザ流行時の風邪症状の際には、早めに受診することが大切です。
検査は5分程で容易にA型B型のインフルエンザを診断できます。
(ただし、発熱後半日経過してから)
流行期前の予防接種で症状の悪化を防げます。
痙攣(けいれん)や意識障害が見られる脳症も注意が必要です。
【みずぼうそう】
発熱、発疹(水疱疹)が、主症状です。発熱、発疹の程度は個人によってかなり差があります。
また、このウイルスは病気を治療後に、神経に潜伏します。
そして、免疫力が低下したときに、帯状疱疹として再び症状を出します。
現在、水痘に有効な飲み薬があります。
まだ水痘にかかっていない子が、水痘の子供と接触した場合、72時間以内にワクチンを接種すれば、発病しないか、発病しても軽症化できます。
【おたふくかぜ】
発熱と両側または一側の耳下腺腫脹で、顎下腺、舌下腺の腫脹を伴うこともあります。
一週間ぐらいで腫脹は消失します。治療は痛みに対するものが中心です。
おたふくかぜは髄膜炎を合併しやすい病気です。頭痛、嘔吐があるようなら早めに再診しましょう。
【ノロウイルス感染症】
秋から冬季に流行するウイルス性胃腸炎です。
激しい嘔気、嘔吐、下痢が主症状ですが、胃の痛みなどの腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋肉痛、咽頭痛などを伴うことがあります。
健康な方では通常2~3日以内に改善します。
【RSウイルス】
主に冬季に流行する新生児、乳児期にかかると呼吸困難を伴う重篤な細気管支炎を起こします。
早期産児、先天性の疾患など基礎疾患をもつ小児を対象に予防注射が行われています。
【咽頭結膜熱】
プール熱ともいわれます。
プールだけが原因ではありませんが、高い熱が4、5日つづき、目の充血、喉がまっ赤になります。
【A群溶血性レンサ球菌】
発熱と咽頭痛、体に発疹がみられる疾患です。
抗菌剤を使用すると翌日には熱は下がってきます。
2、3週間後血尿がみられることがあります。
【手足口病】
発熱と手のひら、足の裏、口の中に痛みを伴う水疱が出現します。
食餌、水分も痛みのため摂りにくくなります。
【伝染紅斑(リンゴ病)】
リンゴ病ともいわれています。ほっぺがまっ赤になります。
他に症状が出ることはほとんどありません。
【突発性発疹】
乳幼児が初めて高熱を出す場合この疾患を疑います。
3、4日高熱が持続して解熱すると、全身に発疹が出現します。
2回かかることもあります。
【ヘルパンギーナ】
発熱と口の中に多数の水疱が出現します。
食餌、水分も痛みのため摂りにくくなります。
【マイコプラズマ感染症】
主に学童にみられる発熱と長引く咳を伴う疾患です。
抗生剤で治療します。
【ロタウイルス胃腸炎】
乳幼児期に白色便性下痢をみる胃腸炎です。
発熱、嘔吐もみられ、経口水分摂取が困難になることがあります。